Vitpilen 401 AERO作った話

image-11 Vitpilen 401 AERO作った話

コンテンツ力が欲しい!!

いきなり大声を出して申し訳ありませんでした

以前のブログにて筆者のVitpilen401は青いラッピング施工を行った

4feea88618d1078fc01dec78e36f6657_1efb8c241a8f3530b41547a98da3b4ed Vitpilen 401 AERO作った話

Vitpilen 401 ラッピングした話

コンテンツ力が欲しいっ!!!大声を出して申し訳ありませんでした私が乗っているバイクはHusqvarna Vitpilen 401の2020年モデル購入時のノーマル状態はこんな感じだった

Fuya Photo

外装のみならずフレームまで施工したこだわりの車両だが…..

まだコンテンツ力が足りていない!

ギリ被るのだ

SNSでは色違いピレン達をよく見かける、各々ラッピングや等などを駆使している様だ

しかも皆さんオシャレに決まっている

うーーーーん….

そろそろ車検だしな…

てかもう3年も経つのかーー

意外に早いなぁ

このタイミングで大きなカスタムしたら大変だろうなぁ

でも被りたくないしなぁ

と、日々考えていた

話は変わって、こちらは2019年EMCAで登場したVitpilen401のコンセプトモデル

6f10b0b1ac30b959ff813a4c7b3928b8_598d77d30e3970160804c90d84e5934e Vitpilen 401 AERO作った話

名前は「Vitpilen AERO」

このスタイルに憧れてVitpilenを買った人も多いのでは無いだろうか

写真をよく見るとかなり実車に近いパーツ構成で、展示車両もあった

3fb31d38ab5bb8ac6670578f2d3f4d9c_444cb432a5b72297b126138d7a54a9c4 Vitpilen 401 AERO作った話

これが市販化されれば相当注目されるだろうと思っていた

SNS等では「AERO市販化まだか!」と言った声がよく聞かれる

無論筆者も例外ではない

実際にロケットカウルを装着しようと考えたことがある

きっかけは2年ほど前のPLENミーティング

KIDさんのVitpilen701だが、SR用のロケットカウルが装着されている、外装もオールペンの車両だ

初めて見た時は衝撃だった

7b78043682dbaf332e7b095ab93588fa_fbbad42db44e2af382d3a8b49c4dec12 Vitpilen 401 AERO作った話
fc265b56c1bf7adcd563548af435d91d_6aa67c199f9faddf86304445108a318c Vitpilen 401 AERO作った話

うーーーん…..かっこいい

401で真似すべく色々考えたが、やはりコンセプトモデルのAEROの様なスタイルは真似できなかった

コンセプトモデルの存在も忘れかかっていたある日

アメリカのプロジェクトレーシングというメーカーからAEROキットの制作が発表された

noimage Vitpilen 401 AERO作った話

Projekt Racing

Projekt Racing focuses on creating high quality motorcycle components for the track and streetDetroit, MI USA Contact usReturn Policy Terms of Service

Projekt Racing

SNSではコメントが殺到

下記は現在の販売ページ

fcce1bb2c1aa097535aa0468e29f1cd8_2055ed600ba4ef148e6d7fa415d31aac Vitpilen 401 AERO作った話

アッパーカウル、Fフェンダー、サイドカウルのセットで$1500とのこと

ちなみにそれぞれ単品でも購入可能

e452bf9d520ebf27e7103137366b7f41_655dfa53ed0620c5229a0e2ca7462be9 Vitpilen 401 AERO作った話
ccac5d83efc5e769fcf489aa4e545697_67a1f133b554b0234e4652e2addea9f0 Vitpilen 401 AERO作った話
136fa85ed2c2805859006a59f3d348f4_23a19393bdfc6c99a5b324a37727ec0e Vitpilen 401 AERO作った話

ちなみに現在少し値下げされている様で、アッパーカウルは私の購入時は$805だった

予約開始後すぐに購入

購入した事も忘れかかっていた3ヶ月後、発送の連絡があり、今に至る

カウル購入

アッパーカウルとステー、Fフェンダーだ

お値段は送料や税金含めて$1200ぐらいだった、しかもこの時、為替市場は過去最低で$1=150円ほど

トータルで17万円ほどかかっている

オーダーから2ヶ月ほどで到着した

f8ecc2348b66334825bcb0da370baa6f_586cf715a12115a267a04ea1c5c26f5b Vitpilen 401 AERO作った話

金銭面以外にも懸念点はあって、プロジェクトレーシング側の開発車両は2018年式であったこと

先に書いたサイドカウルについて、おそらく2020年式の排気ラインと干渉する

私の車両は2020年式であるが、排気系統は2018年式へスワップしている

が、全てのパーツが同じとは限らないので今回、サイドカウルの購入を見送っている

また、品物はUSPSで届き、全て一つの箱に纏められていて、中にはアッパーカウルとフロントフェンダーアッパーカウル装着用のステーが同梱されていた

特に説明書等は入っていないのだが、こんなカウルを買う人は説明書等がなくても大丈夫という事なのだろう

ちなみに何回か開封検査した痕跡があった

少し気になったのは、カウルの裏側にあたる部分で、お手製FRPのせいか、処理にやや甘い

恐らくこのまま塗装したら巣穴になってしまうであろうポイントも各所に存在している

また、Fフェンダーの裏側は外からは見えないので問題ないが、アッパーカウル裏側は運転中に視界に入る部分なので結構気になる

ここも含めて、カウル類は全て再処理を行うことにした

塗装かラッピングか

私の車両は、現在ラッピングにてブルーの外装色になっている

f1a3c7d15dee399e94665eab3d72c591_341dba0fa3d29255d1a22eb09c53231f Vitpilen 401 AERO作った話

施工担当してくれたのは、友人のはまち氏だ

タンクカウルのみならず、フレームにまでラッピングを施してくださり、とても満足のいく仕上がりだったので、ブルー外装は残し、今回のAERO用にもう1セットカウルを購入した

さて、問題のラッピングか塗装だが、

実のところラッピングの仕上がり自体に不満は無いのだが、強くこすってしまった場合に傷跡が残ってしまう

さらに雨が降った場合や洗車の際にはラッピングが剥がれやすい状態となってしまうので、少し気を使う必要がある

さらにはアッパーカウルの再処理にあたってパテ埋めと塗装を行う予定なので、二度手間になってしまう

なので、今回は上記懸念事項から塗装にて処理を行うことにした

塗装

今回の塗装は、MOTO WARDさんにお願いした

ea986a_ce06f6a039d046d284b26a9920d491cbf000 Vitpilen 401 AERO作った話

MOTO WARD|バイク|カスタムペイント|塗装|板金|修理を埼玉県で行っています。

MOTO WARD カスタムペイント、塗装、バイク 埼玉県戸田市美女木でバイクの板金塗装を主に行っています。純正色ペイントやカスタムペイント、溶接機、旋盤やフライスなどを使っての加工もできます。

MOTO WARD

裏地の件や表面の色味指定の塗装に至るまで色々と相談させていただき、トータルでかかった費用は20万円超えないぐらいの規模感、

決して安くは無いのだが、そのクオリティーと納期を考えれば妥当な金額だと思う

1月末日、外装の搬入

塗装するパーツは、

・アッパーカウル

・ヘッドライト用ステー

・タンクカウル(左右中央3点)

・Fフェンダー

fc8163251104f16a38f6c76039d4ec4f_41e347eadd8bf7e9eaf644d144d41055 Vitpilen 401 AERO作った話

搬入の際に工房を見せて頂いた

657f00e22926a55b8fb9ae938b8791ec_31cd4eaaa084547b1894b3753b2330d4 Vitpilen 401 AERO作った話

そして、肝心の色について打ち合わせを行う

いくつかのサンプルを見せてもらいながら塗料を混ぜて配合していく

9fa9deb7f2015ac409d2422e8c71a53d_29b91d5b5814297f7967a30c1786d1e4 Vitpilen 401 AERO作った話

今回は白、黒、青の3色を配合して調色を行なった

355b5c2ac573c4eb3b700b665cfb8515_f40e5af6432870f90b4ac23dbd4f20b3 Vitpilen 401 AERO作った話

調色は薄い状態から徐々に濃くしていく

濃くすることはできても薄くすることは基本的にできないので、やり直しは効かないので注意

こちらが塗装に使うガンスプレー

44fbef1ab9b662dad06b58e7259ef36b_62fe2f9aa375904ab4a573a162239e9e Vitpilen 401 AERO作った話

塗装はこちらの部屋で行われる

ed4b71d63fb0c99a6116fa09e0c44990_bd0ab7b8bd13dd036d05384944e4bd3c Vitpilen 401 AERO作った話
3ee8edbc08a19a68a66a36c75bc03085_94f59129efbf011962bfc88d1568d0c8 Vitpilen 401 AERO作った話

タンクカバーは401のロゴプレートを外してから作業してもらう

裏側にあるプラスチック製のピンを削ってあげると外すことができる

こちらは後日に作業進捗確認した際の写真

サフ吹いた後にキーカラーとなる蛍光イエローを塗る

49dceb496fcfe94ed794cc2a20ef1428_e6b05a29e3553ab61098ed58d83d7c9d Vitpilen 401 AERO作った話

フェンダーにも同じ色を塗る

cecc6403f848c6fd1f711ccc7da6282e_d1686a1484898d23bb60821873bf009a Vitpilen 401 AERO作った話

ステーもサフがけした後に黒く塗装する

1cbaf7b57bc81eafd47b5bfadf99fb0c_3c79d9d59b10721946646ec641e081d5 Vitpilen 401 AERO作った話

その後、更に色を重ねてクリアを吹く

d8e377f7f98f9e447ca97f2f2594a74d_b71f412538d27593bc3c6aa2f40ca306 Vitpilen 401 AERO作った話

この後に研磨して輝きを持たせて完成

ステーはマット調の黒にしてもらった

aa575c19f907c0ea5998419283470239_0fb5edb5db91a244d82d3cddd38d99cb Vitpilen 401 AERO作った話

ステーはステムに噛む構造なので厚みを持たせないためにもクランプ部分の塗りは避けている

一式並べるとこんな感じ

262a5ac9b9a9f117cf7d4281dccfeae6_7b27ec48cc3aed6140480a1b9f7a5ae3 Vitpilen 401 AERO作った話

参考までに、ここまでで搬入から2週間ほど

組み付け

まずはフロントを全て外す

5dcada6b754404d461c3c944b00fcba7_ce5638b2c4374201b3448ae0bdec0417 Vitpilen 401 AERO作った話

ステーをステムに取り付けて、各種配線加工

1dc9f029e5511147f1be8ae6bd605aad_2a0fca39c9c3b7003629f025930b0eb8 Vitpilen 401 AERO作った話

ヘッドライトは配線延長、ウィンカーも移設が必要

ETCのアンテナ、インジケーターランプ移設

既存のヘッドライトハーネスを取り外してメーターはトップブリッジに直接マウント

ヘッドライトは光軸調整ができる様に改良、ラバーを挟んで振動対策も講じる

7a7be840a8835a2f5e923bc75236907d_792b4d43703c587cf96a51898e04ed54 Vitpilen 401 AERO作った話

光軸調整用にステーを挟む

49a4399b60fd2af731f81be53df22925_30ac1fd6c53463cce6cb601b1c6f65b0 Vitpilen 401 AERO作った話

タンクカウルとの接合部分は暫定的に両面テープを使用する

下の画像はとりあえずで貼った状態

完成状態までにもう少しチリ合わせを行う

a2ff6d4877da3e1831689548bb70d2e4_0237ad65edeb0f27a4c79dde7b4b86b3 Vitpilen 401 AERO作った話

ここまでで結構な時間がかかっているが、気にしない

そして問題なのはステーの穴位置が全然合わない、Fフェンダーの穴位置も全く合っていないので加工が必要

Fフェンダー側の取り付け用穴を広げて角度を持たせる構造に変更してなんとか取り付けが出来た

まだまだ懸念は存在し、現在の私の車両は、ハンドルの位置が純正よりもかなり低くなっている

4a1767c2bbcc245e1146b9839a02e2a9_df72d675010de630a1a87d9e138c1134 Vitpilen 401 AERO作った話

純正状態だとトップブリッジにハンドルが固定されているが、私の車両では、ハンドルはフロントフォークに直接クランプされている、更にフォークの突き出し(15mm)も行っている

これにより純正比で低いクランプ位置と絞ったたれ角を得られるのだが、

今回のアッパーカウルを装着すると、ヘッドライトからタンク横まで伸びるカウルとハンドルが干渉してしまう

なのでハンドル位置の変更が必要になった

とりあえずで突き出しも含めて純正に戻すことにした

完成

完成後の写真はちょっと真面目に撮ってみた

機材は

Canon EOS R6

RF 70-200/4

NANLITE PavoTube Ⅱ 6C

69f26209f78fddfa8e780d36e8cde3f7_a7d232339e736ab0de9cf2a111e56a2e Vitpilen 401 AERO作った話

画像は3枚程度の合成

0afba6f0b5fdfcfccdbaedb087643c66_948073aba6cd036e238c8c081bb7c019 Vitpilen 401 AERO作った話

ヘッドライトとFフェンダーのツライチが美しい

ラジエーターカバーはSvartpilenの純正品

ヘッドライト周辺やFフェンダー前面の蛍光イエローとほぼ同色

ラッピングのフレームとシートのブラウンも同系色なので纏まって見える

ここからの写真は合成ではなく一枚撮り

1dc54b2e133d13fc43f96f5e2a150e4f_b68f90c53debf0371736d0b2125e9876 Vitpilen 401 AERO作った話
d251d07d2bf79bb9f0b73957b16680d3_3190f88dd0a3ca2f396889610ba6c3d3 Vitpilen 401 AERO作った話
91d9bfc723fa30e07e27ef802ddc8af0_55ae9fa666489cb0c5b25366557bbc59 Vitpilen 401 AERO作った話
e4325256e3d21d2dae5c728fa1940870_b78ed9e8453f8de00220f41567c3694d Vitpilen 401 AERO作った話

↓パニアケースを付けるとこんな感じに

113a4c6b5176b24e6cb8b8530b5dc8cd_11eba83e792d0001757480fa95249c7f Vitpilen 401 AERO作った話

全体的なカラーリングがとても決まっているのでどの画角からでも絵になるが、写真を見ていてリア周りのボリューム感不足を感じる

首都高で少し撮影した

ab9dbe504815fe1d857f99fc95a8610c_1c5f0ff038c3cd44481bfad6c1db92a6 Vitpilen 401 AERO作った話

ハンドルは純正に戻したので乗車姿勢は楽になった

72242321b08eb4e31984f7d64ddc598d_f9b4c6548da0d5e512d1af0384619e66 Vitpilen 401 AERO作った話

走行中はFフェンダーとヘッドライトがまあまあ近くなる

b1b3cad4884cad928c3d17a6d4c9f7c7_6b8179aec98116d2c7559e8b34989744 Vitpilen 401 AERO作った話

こちらは日中のローリング写真

ツーリング仕様なのでリアにパニアケースを装備している

1fa193b9f17ea77f62a74520ad51e6e4_16478fcd8d13e138a15504fee33941c9 Vitpilen 401 AERO作った話
835287a4cc7c71a76a04a297528f988c_1db2ef7aa65637cac1a3bb5f34af97d6 Vitpilen 401 AERO作った話

余談だが、2023年4月に行われた「ハスクバーナ ブランドミーティング」ではカスタムバイクコンテストで特別賞を頂いた

a0729f7c194a7e7e96b92b9dafed9ed6_91effc0c916389b35b794cba66253de6 Vitpilen 401 AERO作った話

まとめ

金額はカウル代で17万円に塗装で約20万円弱

作業面でも加工や補強ステー制作やハンドル移植に突き出し戻しなど、労力と金額は思いの外嵩張ってしまった

しかしながら現在のところオンリーワンの個性と抜群のルックスを手に入れる事が出来て筆者的には大満足である

この記事にて長く続いたVitpilen 401関連の記事は一度、終止符を打たせて頂きたい

当初、SNSでのVitpilen関連の情報は非常に希薄で苦労した場面も多かった

本ブログの目的は、現ユーザーへの情報発信と、新規ユーザーへの広告の意味を兼ねており、今後もその目的は変わらない

基本的には暫くこのVitpilenを乗る予定なので、質問やツーリングのお誘いは大歓迎である

紆余曲折ありながらも、今日まで本ブログを書くことが出来たのは、読者の皆様の支えのおかげである

ありがとうございました。

これからも引き続き本ブログに遊びに来てくれたら嬉しいです

0736e8cf3c7b2e16eb1633edbf66f53f_ecd71de2fc6e8a2fc87e7fa0ca011fae Vitpilen 401 AERO作った話
14eefe7d1f8e9ad03d7125751a223ad2_fc908fcaad175bca85c4503f36bc47aa Vitpilen 401 AERO作った話
e5b0ae773d4ac852582c98de8f0f68e7_ea23a8a6202f557f769029dc7f3a6123 Vitpilen 401 AERO作った話
Please follow and like us:

2019年に写真学校を卒業、都内撮影スタジオでの3年間勤務を経てフリーランスのディレクター兼カメラマンとして独立。2023年5月に合同会社AOKOM入社、現在は物撮りを中心にファッションポートレートから取材撮影、ムービー分野まで幅広く手掛ける。独身ガジェットオタク。

コメントを送信